2018秋 船窪小屋

Ymから山行報告が届いた。
標高2300メートル付近は紅葉が見ごろ
YCCに入会してそろそろ三年くらいになるのだが、今まで遠征は一度しか経験していないし、そういえばアルプスのピークには一度も立ったことがなかった。そんな中、Mtに後立山連峰にある船窪小屋に泊まりに行かないかと誘われた時には二言返事で同行したい旨を伝えた。聞いたこともないような山小屋で、どんな山行になるか全く不明だったが、ふたを開けてみると天候にも恵まれ、素晴らしい山を経験することができた。 ①日時:2018.9.22-2018.9.23 ②行先:船窪小屋 ③メンバー:Mt、As、Sk、Ym ④行動記録: 9/22:七倉山荘(7:00)→鼻突八丁(10:40)→天狗の庭(12:00)→船窪小屋(13:00)→七倉岳(14:00)→船窪小屋(15:00) 9/23:船窪小屋(7:00)→七倉山荘(11:00) ⑤行動概要: 【9/22】 当初は扇沢からの縦走も検討されていたようだが、距離的に遠かったため今回は七倉山荘→船窪小屋間のピストンということになった。9/22の朝四時に七倉山荘に着いてみると絶望するくらいに土砂降り。この雨雲は一体誰が連れてきたのだろうか。幸先が不安になるスタートとなったが、7時くらいになると徐々に雨脚も弱まったため、少しずつ登り始める。北アルプスで一番の悪路とホームページに謳ってあるだけあって登り始めると早々にはしご場が現れたりした。登山道途中の鼻突八丁は確かに厳しいはしご場だった。この辺りからは雨が止み、徐々に気温が上がる。
天狗の庭から見た裏銀座
鼻突八丁を越えて樹林帯を抜けると、あたりは一面紅葉していた。空気がおいしい。朝の豪雨が嘘のように空は雲一つなく晴れ渡り、素晴らしい景色の中を歩くことができた。船窪小屋前の天狗の庭から望む裏銀座縦走路の稜線と槍ヶ岳は本当に素晴らしかった。赤く染まった登山道を右に蓮華岳、左に針ノ木岳を望み歩みを進める。ここまでくると船窪小屋はすぐそこだった。船窪小屋で小休止後、自分はアルプスのピークを踏んだことがなかったのでわがままを言い、近くの七倉岳までみんなで行ってもらうことになった。10分程度歩くと七倉岳山頂だった。針ノ木岳、立山、剱岳、遠くには槍ヶ岳、穂高岳も一望できる。300名山にも入っていない、かなりマニアックな山だが、素晴らしい景観を見ることができた。これが自分が初めて踏んだアルプスのピークになった。 15時には船窪小屋に帰って夕食を待った。船窪小屋は食事に力を入れているらしく、この日の夕食ははあざみの葉の天ぷらとビーフシチューという中々山も中では食べられないメニューだった。とてもおいしい。ごはんとビーフシチューはお替り自由で、長い登山道を歩き、大きな音を鳴らしている腹を満たすには十二分だった。日が暮れると滝雲も現れ、幻想的な景色を見ることができた。 【9/23】 翌日も素晴らしい天気だった。朝日は見逃したが、素晴らしい雲海を眺めることができた。朝食もしっかり頂いて、船窪小屋を後にした。帰りは午前中だったので光も柔らかく、あたりの山々も輝いて見えた。ほどなく下山。七倉山荘で一風呂浴びて帰路に着いた。
登山者を迎える船窪小屋
⑥トピックス: ・とりあえず船窪小屋に行ってみたが、なぜ船窪小屋に行ったのか未だにわからない。いい山だったけど自分はなぜそんなところに行ったのだろうか。 ・全行程でなぜかとんでもなく快晴だった。 ・みんな山のことにすごい詳しくて話していてとても楽しかった。 ・カメラと三脚がとても重かった。小さくしようかな。。。 文責:Ym

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