2018冬 大山ユートピア小屋

仕事が忙しすぎて休みもない。せっかく雪が降っているのに山に行っていない自分が悔やまれてしょうがない。意地でも山に行く。と、無理やりMtにお願いして強引に休みを奪い取って山へ出かけた。例のごとく雨の中の大山となったが、久しぶりに触った大山の雪はとてもきれいで、心洗われる一日となった。

①日時:2019.2.3(日)
②場所:大山 ユートピア避難小屋
③天気:雨
【元谷の様子】
④メンバー:Mt,Ym
⑤行程:南光河原(6:30)→上宝珠沢(9:00)→上宝珠越(9:30)→ユートピア避難小屋(10:30)→剣谷下部(13:00)→南光河原(14:00)
⑥行動概況:
BCしようかと思ったが、天候不良により歩行に変更。上宝珠沢までは順調だった。上宝珠沢も誰かが通ったトレースが多く、いつもはラッセルで一時間以上かけて上部まで行くが、この日は30分で終わった。快適だった。この日、雨予想だったにもかかわらず、ここまでは天候は落ち着いていた。北壁がきれいだった。上宝珠越の積雪は140㎝程度。思ったよりあった。その後、特に難箇所もなく、ユートピア避難小屋に到着。ユートピア周辺は相変わらず剣谷からの吹き上げが強く、立っているのも困難だった。風で飛ばされるからか、雪も少ない。ユートピア避難小屋ではMtが腕を振るって袋ラーメンを作ってくれた。材料はコンビニで調達できるにも関わらず、雪山で食べるにはとてもおいしい、身体と心が温まる料理だった。
【上宝珠越の積雪は約140㎝】
避難小屋を出ると、雨が降っていた。ここからが地獄だった。剣谷を歩いて降りるのだが、Mtはひたすら「ワカンなんかいらん」と連呼するがゆえに、雨の中ツボ足で剣谷を降りた。雨で雪がゆるみ、足が雪にはまって全くペースが上がらない上に体力はどんどん消耗していくしテンションも上がらない。剣谷をつめて下宝珠越に登ったときは二人とも笑顔はなかった。こういう山もまぁいい。とっとと降りて風呂でも入ろう。雨の雪は重いだとか、なんで雨の日に雪山に行かないといけないんだろうとか二人で愚痴りながら山を下りた。
【視界不良のなかのユートピア小屋】
後半修行のような山になったが、個人的には久しぶりの雪山で楽しく登ることができた。今年の大山は厳冬期がどこに行ったのかわからないような大山になっているが、まだ雪はあるはず。まだまだ大山の雪を楽しめそうだ。

文責:Ym

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