2016秋 小豆島(拇岳・赤いクラック)

所用により年に1~2度訪れる機会がある小豆島。クライミングが出来ることは知りながらも,なかなか岩場を訪れる機会には恵まれず悶々としていたが,今回はMrが参戦可能ということで満を持して一年ぶりにオリーブの島へ。

①日時:2016年11月27日(日)~28日(月)
②行先:拇岳・赤いクラック
③メンバー:Mr,SkAs
④行動記録:
11月27日(日) 停滞,11月28日(月) 登山口(8:00)→赤いクラック取り付き(9:00)→拇岳(15:00)→登山口(16:30)
⑤行動概要:
拇岳
当初は27日に吉田の岩場でフリークライミングに興じ,28日に拇岳か黒岳でマルチピッチに挑む予定であったが,27日は予報通り一日雨で完全に沈殿。Skのマラソン(というか10,000m走?)観戦後,島の岩場遠望ドライブ,拇岳登山口へのアクセス確認,ダムカード集め等々をして時間をつぶす。キャンプ場にテントを張る頃にはようやく雨も止み,翌日のクライミングに向けて早めの就寝。夜は風が強く時折テントが撓むほど吹いたが,この風が岩を乾かしてくれるに違いないと信じて朝を待つ。翌朝は鹿の鳴き声で爽やかに起床,すっきりとした秋晴れとはいかない空模様だが雲の隙間から青空が見え隠れする悪くない天気。午後からは晴れるという予報がクライミング日和を予感させる。
4ピッチ目
登山口までは前日の下見のおかげで難なくたどり着き,そこからは赤ペンキの目印を頼りにこの日登る予定の赤いクラックの取り付きを目指す。目印が豊富にある登山道なので道に迷う心配はなかったが,岩壁の基部に到着してから取りつきを少し探す。結局,この辺りだろうと見当をつけ準備をしている時に上がって来られた別パーティから正しい取りつきの位置を教えてもらった。登る順番(トップ: As, セカンド: Sk, サード: Mr ※トップの交代なし)と合図を確認し登攀開始、緊張の瞬間だ。出だしが思いのほか気持ち悪かったので上からも指示が出せるようにP1は二分割する。P2・P3はトポ通りにピッチを切り,P4の核心は迷わずリングボルトにアブミを掛けて突破,最終のP5は浮き石(と呼ぶには大きすぎる気もするが)に注意しながら登り,拇岳登頂。帰りはフィックスの張ってある急斜面を取り付き付近まで下り,その後は登山道を利用して全員無事下山。3人編成で時間はかかり,内容もフリーには程遠かったものの,天候とパートナーに恵まれて充実した登攀でした。Mr,Skありがとうございました。
⑥その他:
ドローが足りなくなる恐れがあり,P4の核心手前の狭いリッジでピッチを切る羽目に。安全に配慮すれば,ギアにはもう少し余裕を持ってもよかったかも知れない。この反省は次回以降に生かせればと思う。

記録寄稿:As

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