2018春 矢筈谷(大休峠)

行先を決めかねていた日曜日、行先・メンバー共に面白そうな企画が耳に入って来たので、図々しくこちらからリーダーYにコンタクトを取りメンバーに加えてもらう。前日の振子沢は「雪が少ないですねー」が半ばすれ違う時の挨拶となっていたが、Yの残雪期最後の砦、矢筈谷(YCC仮称)はいかに。紆余曲折あり計画通りとはいかなかったが、予想通り心地よい春山山行となった。

①日時:2018.3.18(日)
②行先:矢筈谷(大休峠) 
③メンバー:Y, E, Ys, Sk, As(記)
④行動記録:香取除雪最終地点(7:45) → 甲川下降地点(9:55) → 大休峠避難小屋(11:35) → 香取除雪最終地点(14:05)
⑤行動概要:
この日も引き続き高気圧に覆われ朝から青空が広がる、風はややあるが歩けばすぐに暑くなる春の陽気だ。自然歩道からおなじみのショートカットルートに入りまずは甲川を目指す。雪は締まって歩きやすいが、昨日の振子沢よろしくやはり雪が少ない。そのせいもあり、大きな沢を横切るたびに下降と登り返しのルートをあーだこーだ言いながら見極める、時間はかかるが道を歩くより面白い。甲・矢筈両峰が視界にあるため、大きくルートを外すことなく甲川左岸に広がる特徴的な杉林に到着。

ズタズタの矢筈谷を遠望する
杉林を抜け下降点を探すところまで来て、初めてその全容を見ることになった我々の目に飛び込んできたのは、中間部まで雪が割れ、積み重なる大きな岩が露わになった矢筈谷だった。これはこれで面白そうだが、この日の我々は明らかに準備不足であり、リーダー判断で矢筈谷は中止となる。時間も場所も中途半端だが、行ける範囲で行ける場所を目指そうということで、大休峠の避難小屋への転進が決まる。甲川の方からはかなり大きな落石であろう音が鳴り響く、やはり雪解けが進み不安定な岩が落ち切るまでは沢に入るのは容易ではない。

小屋に着いてからは、矢筈山頂で食べるために歩荷(というほどではない)した焼肉にメンバー全員舌鼓を打ち、とぼとぼと帰路につきました。厳しい山もあれば、今回のように趣向が違うメンバーが集まってワイワイやるのも、また山。どちらがどうとか言わず、どちらもいい。そう思える山行でした。

1 件のコメント :

  1. 4月いっぱい、雪多い年には5月連休でもキックステップで登る振子沢や矢筈谷…。少雪の今季「終わった」大合唱をしりめに「あったよ」報告を出せるよう、いかに歩こうか

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