2016秋 勝山・湯原クライミングセンター・備中

「読書の秋」「食欲の秋」,そして言わずもがな「クライミングの秋」,外岩フリークライミングベストシーズンのひとつが秋というのは誰もが認めるところ。
長尾鼻の記事に少なからぬ危機感を感じ,メンバーを募ったところ,志を同じくするパートナー達に恵まれ週末はクライミングに勤しんできました。

備中リバーパーク
①日時: 1.2.2016年10月22日(土) 3.2016年10月23日(日)
②行先: 1.勝山 2.湯原クライミングセンター 3.備中
③メンバー: 1.Mr,As,外(1) 2.Mr,Oe,As 3.Mr,Mt,Sk,As
④行動記録: 1.9:30~14:30 2.15:30~20:00 3.9:30~16:00
⑤行動概要:
まずは勝山。こじんまりとしているが備中の岩場の一つとして100岩場にも掲載されており,今の自分には難易度の高いルートがずらりと並ぶ。駐車場到着時は雨のぱらつくあいにくの空模様であったが,雨の影響を受けにくいルートを選べば問題ないだろうということで荷物をまとめて岩場へ。
2度目の訪問となるMrは前回の宿題「燃え尽き症候群 5.10c」を無事RP,その後は両名とも「エロンティアスピリット 5.11c」とTRで戯れる。石灰岩の鋭利なエッジに指先がやられてきたので,早めに撤収し湯原クライミングセンターへ移動。
仕事の後に駆けつけてくれるOeを待つ間,2階のボルダー壁で時間をつぶすことにする。悪いホールドに悶絶し,力の無さを痛感。こんなことなら温泉に行っとけば良かったという気持ちを押し殺し,ストイックにトレーニング(と読書)に励む。そうこうしていると,シューズを手に入れ気合十分のOe登場。いつもは名和でのボルダリングが中心で湯原は初めてということなので,細かいことは抜きにしてTRのクライミングに専念してもらう。高さ15mを誇る慣れないリード壁に激パンプしつつもそれなりに楽しめた様子,中止が危ぶまれた企画だったがやってよかった。この日は他の利用者もなく,水銀灯の明かりに浮かぶ壁を気持ちよく利用させてもらいました。ただし,これからの時期は寒さ対策を万全に。湯原の夜は,寒い。

翌日は暑くも寒くもない曇天に時折陽が差すクライミング日和,
川上バスセンターに待ち合わせ備中の岩場 リバーパークへ。その名の通り,川沿いに拓かれたエリアで備中の岩場の中ではやさしめのグレードが付いた課題が揃っている。100岩場への掲載がない岩場ではあるが,ネットで下調べをした甲斐あり迷わず到着。トポを頼りに5.8~5.10cまでの課題にリード・TRと各々の段階にあったスタイルで取り組み技術の向上を図る。ルートごとに特徴があり,グレードによらず楽しめ,mOSあり,FLあり,敗退ありと充実した時間を過ごせた。(私は)今回YCCとして初めて訪れましたが,備中は石灰岩では日本屈指のクライミングエリアです。積極的に足を運び,比較的近場に住んでいる事の恩恵を享受したい。
最後に,参加された皆様,お疲れさまでした。ありがとうございました。
備中 モスガーデン 5.10a

⑥その他:
・10月21日の鳥取県を震源とする地震では広島東部・岡山西部でも大きな揺れを感じました(Sk・As実体験)。バランスが崩れ落石の危険性が高まっている岩場もあるかと思われるので,当面はクライマー・ビレイヤー共にヘルメットを着用し自分の身を守りましょう。
・勝山の岩場と勝山から湯原へ向かう道ばたで猿を目撃しました。身の回りのもの,とりわけ食料の扱いには注意しましょう。
・外岩でのクライミングには,岩場を使わせてもらうクライマーとして守らなければならない共通のルールがあり,またそれぞれの岩場にローカルルールもあります。訪問時(特に初訪時)は事前に経験者からのアドバイスを受ける,ネットで情報収集する等の対策を怠らず,岩場とその周辺環境の迷惑にならないよう節度を持って行動しましょう。

記録寄稿:As

1 件のコメント :

  1. 時期の良さも相まってかクライミング熱が過熱してきており、また、会内への波及範囲が広がっていることは頼もしい限りです。
    高難易度のルートに挑戦しているクライマーを見るだけでも楽しいものですので、ドンドン参加して頂きたいですね。

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